そろばんは自学が基本
  自己解決力と先を見通す力が育つ

 そろばんの学習法は、自学が基本。一定の時間内で理解しないといけない学校の勉強とは違い、そろ
 ばんではできないまま次に進むことがありません。学年もないので、それぞれの段階を、できるようにな
 るまで自分で消化してから次に行くため、物事を“自分で解決していく“姿勢が育ちます。

 そろばんはち密な作業の繰り返しです。正確に指を動かして答えにたどり着くことの修練の中から、正し
 く早く物事を処理する能力も磨かれます。人任せではなく、自分で進んで問題を解決する力が生まれま
 す。

 そろばんをしていると、物事の先を見通す力も養われます。10分以内で問題を解くなら、スピードをあげ
 て全部解いてから見直すのか、半分の速度で解いて1回で完璧な答えを出すのかなど、毎日問題に向
 かいあっているうちに、物事に対してペース配分を考え、クリアしていく方法を無意識のうちに体得できる
 ようになります。これは勉強だけでなく大人になってからも、状況を把握し判断する力として役立つことで
 しょう。